家に帰りついた時、もう全身 の力は抜けていた。 それは、亮君も一緒だったはず 。 部屋の灯りをつけようとした わたしに、 「つけないでくれ。」 そうひと言あなたは言った。 真っ暗な部屋でふたり ひと言も話す事なく朝を待った。 いつもと変わらずカーテン越しに 陽の光が射し始める。 いつもと変わらない朝が来る。 でも、それは昨日までとは確実に ちがう朝。