夜の病院。 時間外の玄関から中に入る。 亮君は迷うことなく先に進む。 誰がいるの? 静まり返った病院。 うっすらと灯る明かり。 わたしは亮君の後ろを 離れないように必死でついて いく。 だって、亮君の足は、急いで いたから。 わたしに合わせる余裕なんて なくて。 もしかしたら、一瞬わたしの 事忘れてたかもしれないね。 それだけ、あなたは急いでた。 そんなあなたの背中が怖かった。