初音side



優君の彼女か…


まだ出会って2日しかたってないのに、こんなに好きだなんて


「明日も優君が、来てくれる」


コンコンッ


私の病室をノックする音が聞こえた。


「はいどうぞ」


ガラッ


「初音ちゃん熱計ってくれる?」


「はい」


私は、担当看護師から体温計を受け取った。


「何かうれしい事でも、あったの?」


「へっ?」


「クスクスッ顔に書いてあるわよ」


きゃ〜!私たっら分かりやすすぎ

絶対顔赤いよ


ピッピッピッ


「36.4です」


「最近体調は、どう?具合悪くない?」


「今日…貧血を起こしました。でも少し寝たら治りました」


「また貧血になったら言ってね?」

「はい」


ガラッバタンッ


看護師はそう言って、病室を出て行った。