それは父からだった。 『戻って来てくれるかもしれない。』 そう思った俺は 緊張しながらも封を切った。 だけど、 期待した俺がバカだったんだ。 そこには、 紀子さんと一緒になりたいから 正式に離縁してくれ、という内容と ご丁寧に離婚届けが添えられていた。 すべてを理解した瞬間、 俺は理性を亡くした。 実の父を この手で コロシタ。