冷たい目で睨みつづけているとようやくこちらの世界に帰ってきた充。


あぁ…もうなんだ。


いつからこんな面倒なヤツになったんだよ。




「運命ってあるんだな…」


ふと聞こえた声に振り返ると勢揃いしていた狼龍メンバー。


………一体いつからいたんだろう?


そんな疑問が頭の中に浮かぶが放っておくことにした。


"運命"か………。


たしかにそうかもしれない。


あたしがWhite roseの総長をしていたのも、充と幼い頃に出会っていたのも、そしてお互い気づかずに再会していたのも、高校で更に再会したのも………。


そしてみんなに出会えたのも。


全て運命かもしれない。


ううん、"かも"じゃなくて運命なんだ。


そう思いたい。


「運命だね」


今までで1番最高の笑顔で答えた。




ねぇ、神様?


今までアナタの存在を認めたことはなかったし、都合いいと思われるかもしれないけど言わせて。


みんなに会わせてくれてありがとう。




照れ臭くてみんなに言えないけど、みんな大好き!!





          〜End〜


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