「椿って、すごいね、」

「どこが」

椿の白い耳と尻尾が妙にしっくりくる。



「…椿、」

と椿の耳もとに甘い声で囁いた。


「な、何…?」

びくっと
椿の耳と尻尾が反応した。


「可愛い」


「な、何言ってんの」

嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らした。


「「猫」」