「牧用意したぜ」

 歳三が言う

「沖田!鍋だ」

 斉藤が言う  

「これで美味く熊が食えるぞ!」

 総司が笑顔で言う

「熊食うのかいな?」

 突然一人の男が話しに割って入る

「勇も食うか?」

 斉藤が勇と呼ぶ男に聞く  

「あんた誰?」  

 総司が聞く 

「失礼だろ総司!」

 総司の聞き方に怒る歳三 

「ああ、そうか」 

 総司が気が付き言う

「わいは近藤勇や!一応此処の組織に
 居る人間さかいに宜しゅう頼みますわ」

 勇は総司に言う     

「ああ、近藤さんか、宜しくお願いします
 俺は沖田総司って言います」

 総司が挨拶する    

「宜しくお願いします、俺は土方歳三と言います」

 歳三も挨拶する     

「さんなんて要らん要らん普通に近藤か勇で良いさかい」

 二人に勇が言う

「じゃあ近藤って呼ぶよ」 

 総司がくったくのない笑顔で言う    

「熊食うさかいか?美味いんか?」

 勇が総司に聞く  

「味は俺と歳三が保障するよ」   

 総司が勇に返す

「じゃあ貰うわ」

 その言葉に返す勇

「勇!任務終わったんだから普通に話せよ」     

 勇に突っ込む斎藤

「それもそうだな」

 斉藤の言葉に勇が答える

「任務だ!十兵衛が黒の組織について吐いた」

 指揮官が現れて言う    

「やっぱ知ってたんやな十兵衛は」

 勇が言う 

「近藤君!沖田君と組んで尺村に行ってくれ!
 賭博所に宗形と言う男が居る!!服に名前が
 刺繍してあるからすぐに分かるだろう!!」    

 現れ真面目な顔で言う指揮官

「熊楽しみにしてたのに」

 指揮官の言葉にしょげる勇     

「熊を食べてからで良い」     

 指揮官が笑顔で言う

「それは有り難いわ」

 指揮官の言葉に笑顔になる勇       

「うし!近藤!腹一杯食べて任務に当たろう!」

 総司がに言う    

「そうだな!」

 勇が笑顔で言う