確かに私は… 心の中ではどんなに好きでも、口に出す事ができない。 恥ずかしくて、言えない。 でも、今は―… 「ソウキ、好き」 そう呟いた瞬間、凄い風が吹いた。 「…あ?今なんて言った?」 その言葉は、バイクのエンジン音と風によって…掻き消された。 それでも…いつか、伝えるよ。