途中で、クリスマスケーキを買って、一人で食べた。



このときから、奏と卓には少しずつ距離が生まれ始めた。



帰国後、学校でミーティングや、片付けをして、打ち上げに参加した。


その次の日、奏は北海道に帰った。


実家での、奏は母親がいないから、年越しの準備や大掃除で追われていた。

そして、大晦日。

クリスマスの事もあったから、奏はせめて年越しは卓と・・・と思っていた。

テレビを見ながら奏は卓にメールをした。

「今日はどうする??」

「何時でもいいけど。」

「なんでそんな言い方なの??」

「別に怒ってないし。」

「クリスマスだって会ってないのに、年越しくらい一緒にいようよ。」


「じゃぁ、行くよ。」


「じゃぁって何??だったら年越ししなくていいよ。」


そして、日付は1月1日に変わった。