「そんな拗ねんなって」 また笑われてしまった。 なんか…… いつもの斎藤和弥はすげぇウザいけど、今日はなんか違う――― 調子狂うな…… しかし不快だ。 なにが不快かというと――― 「あの人超かっこよくない?」 「知ってる。南武の人でしょう」 「あの一緒にいるの誰?超地味〜」 知ってるよ、地味なのは。 小声のつもりだろうけど、全然小声になってねー。 しめるぞコラ。 すると――― 「あんなん気にすんな」