思い返すだけで心臓がバクバクうるさい。 絶対…顔、赤いと思う。 とりあえず家に入った私は、冷蔵庫から取り出した水を一気に飲んだ。 お母さん達、居なくて良かった……… こんなとこ、誰にも見られたくない。 なんか、分かったんだ。 分かってしまった。 『俺と付き合う?』 『凜変な顔なってんぞ』 『そんなに見られると勘違いすんだけど』 『………今日は帰さない』 『照れるな照れるな』 『彼氏だろ?』