財布片手に購買部まで私は走った。 今日は月に一度の第三火曜日。 「はーい、月一限定の海老カツサンド〜、残りわずかでーす」 私の目当てはコレ。 100個限定で、毎月一日だけ販売されるこのサンドイッチ。 コレがまた美味い。 私が辿り着いた時は、残り3個。 「やった、ラッキー♪」 売り切れで悔しがる人に、申し訳ない気持ちになりながらも、私は上機嫌で会計を済ませた。 私だって、間に合わなかった時は売れ残りのパンで我慢したし。 満足して教室に戻ろうとした時、ポケットの中の携帯が震えた。