「じゃあ明日、9時に駅前な?」 「分かった」 「クス…じゃっ明日な!」 なんだか上機嫌の和弥はエンジンを吹かせて帰って行った。 風も強かったし、私も家に入って、自分の部屋へと向かった。 遊園地って…どんな格好すりゃいいんだ? ベッドの上に服を並べてにらめっこ。 「これは動きにくそうだし、こっちは…なんかガキっぽいな………うーん………」 ―――って、 なんでこんなに悩んでんだよ私っ! 馬鹿みてぇ…… 和弥と出掛けるだけだろ……