翌朝――― 「…んっ………」 「あっ起きましたか?もうお昼になっちゃいますよ?フフフ…」 笑いながら私の隣にいたのはエレナだった。昨晩話を聞いた後二人の小さな小屋に泊めてもらったのだ。 「そういえばリュークは?」 「兄様は仕事に出かけました」 「仕事?リュークは何の仕事をしてるんだ?」