恋風船



「坂本くん!」


ふと振り返ると島田がいた。


「島田の為に坂本がアンカー走るって」


と、田畑は島田に言った。


おい…


それ告白みたいなもんじゃねーか!


「でもアンカー田畑くんじゃないの?」


「俺さっきので疲れたから体力有り余ってる坂本に任せる」


疲れてないくせに…。