恋風船



戻って安井と島田が何かを話しながら歩く。


晴斗は何も俺に聞いてこないし言ってこない。


きっと全部分かってるからなんだ。


バンって音がしてふと空を見上げると打ち上げ花火だった。


もう花火の時間か。


前の2人を見ると無邪気な2人はいなくて“女”の2人だった。