『お兄ちゃん、父さん大丈夫かな?』


ちはるが ふとんから
顔だけだして言った。


『大丈夫だよ。』


ぼくは そう言ったけど

ほんとはちょっと
心配だった。


ぼくらは ゆうべ…


はじめて 父さんが
泣いてるのを見たんだ。