冬の日の犬のお話

父さん車をとめてね
ふたりして車からおりてさがしたの。

でも見つからない。

ほんとうに手品みたいに消えちゃったの。


動物霊園の近くだったからね、
『ひょっとして、犬の幽霊?』
なんて言いあってね、
しばらくの間、ぼーっと待ってたの。
また走ってくるんじゃないかって…


それきりだったけどね。