新の体は大きい、だから私の体なんか収まってしまう。




「……笑ってくれよ」

「えっ……?」

「心の笑顔は綺麗だからさ」




それ……一番聞きたかった。




泣きながら私はとびきりの今まで最高の笑顔を見せた。




「やっと笑ったな」

「さっきのコトバ待ってた。」

「えっ………?」

「ふふっ……あははっ!」

「なんだよ……で、明日香とはどうなった?」

「明日香には別れを告げた。」




やっぱり口にすると涙がまた出てくる。




私の肩に顔をのせる新。




まだ距離が近づいて、驚いたけど安心の方が大きかった。




「もう学校行きたくないんだろ?」

「うん………」

「じゃあ、一緒に違うところで住まないか?」

「えっ………?」

「好きだなんだよ心が」