心side




久しぶりに会うおばさんたちには上手く舌が回らなかった。




「あら~心ちゃんじゃないの」

「あっああ…はい」

「どうしたの?」

「いえ…あいさつしてなかったものですから」




そうあのとき、おばさんたちの本音を聞いてしまった私は窓から抜け出してしまった。




あいさつをしないまま。




「えっ…………」

「あのときまで、ありがとうございましたあと……」

「ごめんなさい………。」




そう言い立ち去ろうとしたとき