終着点のアナウンスが聞こえて新を起こした。




目を擦ってる……そこもキュってくる。




「カバン持つ…」

「あっうん……」




刃物…いっぱい入ってるからやばい。




人ゴミを避けて、新は足が長いから置いて行かれそうになったけど待つ仕草をしていた。




「早く・・・」

「ごめん、ってもう着いてる」

「ああ、早くつかないと俺ら捕まるしな」




……納得。新も頭が切れる。



「なんか飲むか?」

「うん」