「もう~結局新くんと何もしゃべってなかったよー?心~」

「しゃべることないよ」

「そっか~」




教科書を机の下に入れようとすると紙切れのがつっかかった。




いまだに拗ねてる明日香に異変を気づかれないように紙切れを見た。




久しぶりの呼び出し……。




ここ最近何も起こらないかと安心してたけど。




アイツの本当はウソに今変わる。




今からって苛めはないって言ってたのに…。




このことを承知してたから悲しみなんて1ミリもないけど。




用件は『学校の裏に来い』




裏というのは誰も通らない。




人気のないところ。




……呼び出しはいかないと。




もっと酷いことされるから




いつも行ってしまう。