息を整えながら病院に駆けつけた。




アイツの病室のドアを勢いよく開けた。




「……生きてた」

「心………無事終わったよ」

「……………」




もう声にならないよ……。




必死で戦ったんだね。




私も今日……立ち向かったんだよ。




褒めてよ………。




「ちょっとこっち来いよ」

「………うん」




抱き締められた……強く強く私を包み込んだ。




戸惑いながら私も腰に腕を回した。