新side




あの頃の彼女を思い出す。




廊下を歩いてるとき、教室からは心の笑い声が絶えなかった。




「ふふっ明日香」

「心、いっつも笑うよね~私もそんな女の子になりたいな~」

「なれるよ!だって明日香は可愛いから」




そう…心は女子の憧れ的存在で、よく男子からも好評の声が聞こえてた。




面と向かって話すと…綺麗な容姿に驚いた。




「笑顔…綺麗だな」

「ありがとう、笑っている方が世界が明るく見えるの」




……なんでだろう。




俺が間違った方向に走ったのは。




ただ…ある日、楽しそうに他の男としゃべってる心をみて




苛立った…。