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「伽羅ちゃん、倒れたんだって?」

藤川家に帰宅した青磁が、茜の部屋を訪ねた。


「……失敗した。
学校の話なんかしたからだわ……」

茜は、パソコンで仕事の資料を作りながら、沈んで答えた。



「最近、調子良さそうだったのに……。
やっぱり、学校はしばらく無理ね」

そう呟き、茜は目を伏せる。



「長い事休んでると、余計行きづらくなるでしょう?
だから学年変わるし、春には、と思ったんだけど……」
 
 
焦り過ぎたかな……と、

茜は小さく呟いた。