桜ノ籠 -サクラノカゴ-

そして、

ゆっくりと
青磁先生の唇が離れ、



私は身体の力が抜けて、

その場に
膝から崩れ落ちた。



「伽羅ちゃん」


力強く、抱き上げてくれる、青磁先生の腕。


私は、
しがみつくように、青磁先生の胸に顔をうずめた。




唇に残る、

青磁先生の感触。

煙草の味。