次が問題の奏。 入るのも、気が引くんだけど。 コンコンっ 「入るよ?」 ガチャ 「奏! 奏起きて?」 「莢、おはよう…。 何? 俺とヤりたいの?」 ほら、また寝ぼけてる。 もう、奏はこの方法でしか、起こせないと知ってるから。 「莢? おいで。 俺の体好きなようにしちゃっていいよ」 ごめんね、奏。 「ほう。いい度胸じゃねぇか。 好きなように、ね~?」 奏の顔がだんだん青ざめて行くのが分かる。