「誰か、救急車をっ!!!」 そりゃあそうだろうな。 莢が流血して、俺はその血で血まみれ。 他の生徒も唖然としていた。 その中に、莢をこんな目にあわせた奴。 俺はそいつに近づき、今まで出した事のない殺気を出した。 「覚悟しとけよ…」 そして、救急車に俺も乗り込んだ。 ―――病院――― 俺は、莢の血を見た時、今までにない恐怖を感じた。 「「「「「日向っ!!!!」」」」」 みんなは、俺の服に付いている血をみて息をのんだ。 「お前ら…」 「さやは?」 俺は、静かに1つの部屋を指した。