中学を卒業した私は

アルバイトを二つかけもちしていた

高校へ通いながら

必死で稼いだお金は母子家庭の

私の家計の足しにしてもらった



ひとつはコンビニのバイトだった

毎日のように彼氏の女友達が団体でやってきた


彼氏は私を迎えにきては

私の目の前で女友達6人と

バイトが終わってから必ずどこかへでかけた



だったら迎えにこなくていいよ


そんな風に思った

記念日に連絡がきて


バイト休みならカラオケに

今から来いって連絡がきた



行ってみるとカラオケの中では


女性が4人とあの時の男が


腕を組んだり


膝枕をしてもらっていた




私はまた唖然として

何で呼んだのかたずねた



記念日だから



私は無言で出て行った


彼氏は急いで追いかけてきて言った




記念日一緒に過ごさないつもりなのか?



何をどう一緒に過ごしたら満足なんだろうか?



あまり怒らない私はひと言




あの人達はなに?もういい加減にしてよ


というと


私を二回殴ってカラオケの方に戻っていった




ごめんね、あなたのことは理解できない


翌日彼氏ではない男から連絡がきた




許してあげなよ



腫れている頬を冷やしながら私は


無言で電話を切った