高1のころは輝いてたよな。
何もかもが新しくて。
高2なんてたるむだけだよ。



「まーなみ。学校遅れるぞ」



幼なじみの高田 信哉。
毎朝あたしを迎えにくる。
だってあたし迎えがないと学校来ないから。



「おはよっ」


「おはよー」


「ったくお前は気楽だなー」


「そーお?」



あたしは信哉の自転車の後ろにまたがった。