「………」


「怒るなって……」



むかつくー…
自分は顔がいいからって…



「授業すんぞ?…愛美!」


「――…ッ//」



な…名前っ!



「あははっじゃあ始めるな。ページは……」



先生は意地悪なひとなんだ……
笑い顔…可愛い……なんて。

あたしは名前を呼ばれてから
少し勉強に身が入らなかった。



「授業おわり。明日も同じ時間だな。」



もう7時半…あたし12:30から勉強してたんだ…今日は全然疲れてないな。



「…長谷?」


「あ、…何ですか須藤先生…」


「結構お前ぼんやりしてんな。」


「は…はぁ。」


「まだ怒ってる?」


「え?」



まだ覚えてたの。



「忘れてたのかよ…」



困ったように頭をかく先生。



「まあいーや。ちょっと来い。」


「はぁ?」