私は太一くんのことが好きなのかな…。 よく分からない…。 そんな風に自問自答していると、 ピロリロリン 携帯が鳴った。 「もっしもーし、咲?どうしたの?」 それは咲からの電話だった。 「あっ、沙弥!あのさ、沙弥って納涼祭でる?」 「あぁ、あの8月の?」 「うん☆んでさ、その納涼祭なんだけど…。」