「その子が前通ったときに俺らが可愛いって騒いだらアカリがその子んとこ行ったんだよ」 その言葉の後、再度“アカリ”に戻る“ミツキ”の視線は 軽蔑をむき出しにしていて、それと共に馬鹿にしたように鼻で笑っていた。 「で…でも!!だからって満月には関係な…」 慌てたように口を開く“アカリ”は、そこまで言いかけて急に口を閉ざす。 原因は、“ミツキ”の眉間に力がこもったこと。 間違えなく、彼は恐れられている。 恐れられる存在……