「よーし」
私は鉛筆を置いた。
「作戦完璧」

あれから、先輩とは話てない。
でも、仕返しは終わりじゃないんだ。

私は鏡をのぞいた。
「髪を無茶苦茶に切ってこい」
私は机に座ったまま、頭で操作した。


*双子SIDE*

双子は、先輩のもとへ歩いて行った。
先輩は第二理科室の中にいた。
ここじゃ誰もいないし、超ラッキー♪
「せぇんぱい☆」
先輩は振り向き、焦った。
「ま、またあんたなのっ・・・何?!」
先輩は怒った顔で私を見た。
本当は怖いくせに。

「あのぉ、先輩の髪ってうっとうしいじゃないですかぁ」
「なっ・・・何がっ」
「切っちゃえばいいのにっ」
「なんで私はあんたが言うことなんか聞かなきゃいけないの!?」
「だってパーマと髪染めは校則違反ですよ」
「だから何よっ」
「切るのウチ手伝ってあげますよっ」
双子はハサミをスカートのポケットから取り出した。
「なっ何すんのよ・・・!」

バシッ!!

先輩は双子を叩いたのだ。
だが、私は何も感じない。

その時・・・

バンッ

双子は先輩を押し倒した。
先輩は理科室の水槽にぶつかり、水槽は床に落ちこぼれた。