「おはよう」
私は朝登校した。
翔太とカイと優里はもう登校してた。
いつもなら、すぐに優里の机に行くのに。
優里は、席に座りながら、翔太とカイと話してた。
三人とも、私を見ながら。
コソコソと小さな声で。
すこくムカつく。
きっと私の悪口だ。
でも、もうどうでもいい。
好きなだけ悪口言わせとけばいいんだ。

今日はすごく、気分がいい。
なぜなら今日は、先輩に仕返しをする日だから。

計画はもう全部完璧だ。

そんなにヒドイ嫌がらせではないが、
そんなことからはじめようと思う。

私はカバンの中から鏡を取り出した・
自分を写し、計画を頭の中で言った。
「いつも私を使いあがって・・・先輩の携帯を投げてきて」

頭の中で、今私の双子が何をしてるのかは、全部私が操作する。




*双子SIDE*

「先輩、おはようございます」
双子は加恋先輩がいる廊下に行った。
「あ、舞ちゃん。どうしたのこんな所で」
「ちょっと購買部行ってたんで」
「へぇ、そっかぁ」
双子はいろんな無駄話を先輩とした。
計画1成功。
「あの、先輩の携帯って新型ですよね?」
「うん、そうだけど、何で?」
「あの、新しい携帯買ってもろうんですけど、どれにしたらいいのかわからなくって・・・」
「うちの結構いいよ」
「そうなんですか?見せてもらってもいいですか?」
「もちろん」
先輩はポケットから携帯を取り出した。
計画2成功。
私は携帯を手にした・
計画3成功。