「こんな店あったっけ・・・」
私は見てに近づいた。

店の中には、色々な品物があった。
見たことのない不思議なツボ。
「こんなの売り物になるのか?」と思うほど古さびた皿。

ここはどこなのか。

私は店の中に入ることを決意した。
塗れた傘を外に置き、キリキリ音がするドアをひっぱった。

あのーっ・・・
店員が一人もいないのはなぜだろうか。

私は店の中を見回った。
どっか他の国の鏡。
破けた人形。

「あのー、どなたかいませんか?」

・・・返事なし。

私は怖くなり、店を出ることにした。
その時ーーー・・・
「いらっしゃいニャー」
声がした。
「はいっ」
後ろを振り向いても、誰もいない。
右見て、左見て、
誰も一人もいない。
「こっちだニャー」
下から声がした。

黒猫一匹。

黒猫?何で黒猫?
黒猫がなんで喋るの?
「僕はクロだニャー」
って誰もそんなこと聞いてないしっ
「あ、はぁ...」
何が起こってるのか全くわからなかった。
なんか、すごく、怖い...
猫が喋ることなんかありえないのに。
「し...失礼しましたっ」

私はドアをひっぱった。

その時ーーー...