「仕方ない。」


大杉は近くにあった
箱を私に差し出した。


「何?」


「ドレス。」


「はい?」


「お前がどうせ忘れている
かもしれないから、
俺が万が一の為に用意した。」


私はひたすら、
大杉に謝って、
箱を開けてみた。


「綺麗な衣装。


来てもいいかな?」


「ああ。」


私は急いで着替えると、
ちょっと驚いた。