盃に乾杯!?

「遅い!!」


「だったら
先に帰ってくれても、
良かったのに。」


私は文句を言うけど
何処か嬉しかった。


「帰るぞ。」


大杉は私の手を握り、
迎えに車に乗った。


「今日は家に帰る。」


「何で?」


「あんたが週末だけ、
過ごす約束でしょう!!」


「一応。」


私は大杉の態度に、
呆れてどうでもよくなって
行く自分がいた。