盃に乾杯!?

「大丈夫?」


お母さんは心配そうに
私に聞いてきた。


「はい・・。」


「大五郎。


あんた香澄ちゃんに
何をしたの!!!」


リビングの空気が、
一気に下がった気がした。


「何もしてない。


手も出さなければ、
足も出していない。」


大杉は言うけど、
ずっと抱きしめた状態で、
私が寝れる訳ない。


「いいけど・・。


香澄ちゃん。
何があったら直ぐに、
私に言いなさいね。」


「はい。」


私は笑顔でお母さんに、
返事をした。