盃に乾杯!?

お兄さんは、
私達より10も年上。


なのに、
彼より若く見えて、
目を疑うしかなかった。


「兄貴に惚れた?」


耳元で地獄行きを、
言い渡された気がした。


「うんん。」


「そう?」


「2人とも早く上がれよ。」


私達はお兄さんに催促され、
部屋の中に入って行った。


独特の世界である、
極道の空気は何処に行っても、
あまり変わらない。