盃に乾杯!?

「じゃあ聞くけど?
俺の家の事知っている?」


「もちろん。」


「じゃあ?」


「大手企業の社長の
息子さんでしょう?」


彼女がそう言ったら、
大杉はお腹を抱えて笑い出した。


「お前の頭可笑しい。」


「ちょっと!!」


彼女はそれこそ、
顔から耳まで真っ赤な
状態だった。


「俺の実家は、
大手企業でもない。


俺の実家は、
関東一円を支配する、
大杉組の息子だ。」


大杉は普通に言ったけど、
私は忘れていた。