盃に乾杯!?

学校が終わって、
校門の前に行くと、
朝と同じ車が待っていた。


「大杉君。」


後ろから、
今朝私達に声を掛けてきた
人がまたやってきた。


「何だよ?」


大杉は睨みつける様に、
彼女を見つめた。


「極道の娘と付き合ったら、
貴方の人生まで、
絶対におかしくなる!!」


彼女はそう言ってきた。


私は俯いたまま、
何も答える事が出来なく、
悲しかった。