盃に乾杯!?

「容姿や成績で
みんなは勝手に大金持ちの
家だと信じている。


兄も同じだけど、
隠したら余計に疑われる。


だったら、
隠さずに堂々としていたら、
噂さえ立たない。」


大杉は普通に述べたけど、
本当は辛い思いも、
一杯しているんだろうと
私は考えていた。


「ただし。


お前を一切離す気は、
無いからな。」


「うん。」


私は頷いたけど、
ここに来るだけでも、
強制だからね。