「お願いだから、
目を覚ましてくれ!!」


「覚ましているよ。」


「お前はまだ、
深い眠りについている。


お前が起きないと、
誰が俺の面倒を見るんだ?」


「誰って?」


「香澄!!!」


その男の子は、
私にキスをしてきた。


息苦しくなって、
少し口を開けると、
彼の舌が入ってきた。


息がもっと苦しくなっても
彼は私を離さない。


私の頭はクラクラして、
そのまま意識を
失ってしまった。


「一体誰なの?」


私は目を開けた。