"ピーンポーン"


遠くの方から
音が聞こえてきたけど、
体が動かない。


あんなに眠っていた私が、
何故体が動かない?


もう時期、
私の体はどの様になって
行くんだろう?


「ちょっと!!!!」


「香澄!!!!」


私を大声で呼ぶ
菜々の声に、
私は笑う事さえ出来なく、
目を瞑った。


「香澄起きて!!!


寝ちゃったらダメだよ!!!」


「もうじき
救急車が来るから
しっかりしろ!!!!」


加藤君が焦った声を
したけど、
何故そんなに焦るの?