盃に乾杯!?

「いいの?」


「何がだ?」


私達は昼休み、
屋上に来ていた。


「あんな事言って。」


「朝の出来事か?


心配するなよ。
俺様に勝てる奴なんて
何処にいるんだ?」


大杉は寝転がっていたけど、
目線は私に向けられた。


「けど・・・。」


「いいじゃないか?


俺は家の事を隠した事なんて、
1度も無いんだ。」


「ええ?」


「だからお前すら、
知らなかった筈だよな。」


私は思わず頷いた。