盃に乾杯!?

「行ってもいいけど、
大五郎君には
きちんと伝えるべきだぞ。」


「うん。」


それが一番の難所だから、
困っている私なのだ。


「もし家がやくざじゃ
無かったても大学に進学を
したいか?」


「何で?」


「家にこだわりがあるのなら
行かない方がいいと、
俺はおもうんだよね。


香澄は女の子だし、
気持ちは分かるよ・・・。」


父の言葉に
私の気持ちは同じだった。


ケーキの色と私の気持ちは
チョコの様にドロドロしている。