朝を迎えても、
自分の気持ちはすっきりと
していない。


リビングに行くと、
お父さんがのんきに
コーヒーを飲んでいた。


「おはよう。」


「うん?元気ないな?」


「そう?」


「大五郎君がいないから
寂しいのでは?」


「普通だよ。」


私はオレンジジュースを
飲もうと冷蔵庫を開けた。


そこには
大きな箱が入っていた。