盃に乾杯!?

「けどね?


友達としては、
運命じゃないの?」


「友達として?」


加藤君は悔しそうな
顔をしながら私を見た。


「うん。


私も思うんだ。
大杉とは赤い糸で、
結ばれているんだと。


けど加藤君とは、
赤い糸ではなく、
友達としての黄色い糸?」


私がそう言ったら、
加藤君に笑われた。