秘 め ご と 。



「…ひっぐ!ぜ、ぜんぜーっ。かだぎりが死んじゃうー」



半泣きの綾瀬くんがまだ階段を上り切ってない先生に抱き着く…。


ちょっと
私の先生に触んないでよっ!



…じゃなくて。



「…え!?おいっ!片桐どうした?」



見たことないほど、慌てて余裕の無い顔で近付いてくる先生に私は…



「せ…せんせえー…っ」



―ただ、泣きついた。